白木蓮が満開です
東大病院外来診療棟の前と医学図書館の西に植えられている木蓮が、今年も満開を迎えました。今年の開花は3月7日頃で、昨年の3月15日頃よりやや早い時期となりました。
開花後、暫くは、三寒四温の言葉通り、肌寒い日も続きましたが、快晴の青空の下では、白い花が一層鮮やかに見えます。春の光の中で大きく開いた花を見上げると、季節が着実に進んでいることを感じさせられます。
白木蓮や、これによく似たコブシの蕾は、漢方の生薬としても利用されます。まだ苞(つぼみを包む殻、苞葉)が開かないうちに採取し乾燥させたものを「辛夷(しんい)」と呼び、代表的な処方として『辛夷清肺湯』や『葛根湯加川芎辛夷』などがあり、主に鼻づまりの改善を目的として、慢性的な鼻炎や副鼻腔炎などに用いられます。辛夷には、抗炎症作用の他、血圧降下作用などの薬理作用も報告されています。
満開の花を見上げながら、同じ植物が医薬としても人の健康に役立ってきたことを思うと、自然と医学との繋がりを改めて感じます。
病院にお越しの際には、是非、少し空を見上げてみて下さい。白く大きな木蓮の花が、春の訪れを静かに伝えています。

医学図書館西側

東大病院外来診療棟前
(GPT-5.3/手修正)
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