学生教育
卒前教育では、系統講義と基礎統合講義、臨床統合講義とM3のClinical clerkship、M4の臨床実習(BSL)を担当しています。 現在、系統講義は11コマで、耳科学、聴覚医学、平衡神経科学、鼻科学、口腔・咽頭科学、喉頭科学、音声言語医学、気管食道科学、 頭頸部腫瘍外科学について行っています。
臨床統合講義では有毛細胞再生や人工内耳による聴覚機能の再生、音声機能・嚥下機能改善手術、 頭蓋底外科、形成外科との合同手術による頭頚部の再建などについて講義しています。またこれらのうち最先端の内容は基礎統合講義でも講義しています。
BSLは小グループの外来ポリクリ、病棟実習、手術見学、セミナー、教授・准教授・講師陣によるカンファランスなど、いきいきとした内容で行われています。
Clinical clerkshipでは4週間の間に聴覚・側頭骨チームまたは頭頚部腫瘍チームに属し、参加型実習の醍醐味を存分に味わってもらっています。具体的には、縫合手技の実習・実施、採血・ルートの確保、手術助手などを経験し、術前検討会や手術報告会での厳しい教育の洗礼を受けてもらっています。 また側頭骨のdissectionや顕微鏡下・内視鏡による観察や処置を経験し、1週間は音声・気管食道チームと行動を共にして、 音声機能検査による嗄声・音声障害の評価や食道透視など嚥下機能の評価を学び、また手術的治療も経験します。 我々の臨床教育は学生から極めて高く評価されており、過去4回行われた学生によるアンケート調査で、すべて4位以上の上位にランクされています。
他に学生フリークオーター、卓越大学院プログラムの実験実習なども行なっています。