腫瘍コース

主に頭頸部悪性腫瘍を担当します。手術難度の高い良性腫瘍疾患も治療します。

一週間の流れ

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
AM 手術
病棟処置
8時00分~
術前検討会
 
9時00分~
准教授回診
 
病棟処置
手術
病棟処置
8時00分~
手術報告会
 
9時00分~
教授回診
 
病棟処置
病棟処置
PM 手術 13時~
腫瘍外来
手術 13時~
腫瘍外来
 
18時00分~
抄読会・集会
病棟業務他

 
講師を筆頭に助教3~4人が中ベンとなり、その下に研修医が3~4人つく体制で行います。土曜日・日曜日は中ベンと研修医が交替で出勤して病棟処置を行います。

手術日

週2回の手術日で、月曜日は形成外科・脳外科などと共同で行う再建手術を行います。水曜日は3-4時間程度で終了する手術を複数行います。再建手術の場合、手術時間は6時間から場合によっては翌朝までかかることもあります。ただし、耳鼻科の執刀する部位は3時間から6時間程度です。

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(写真:形成外科との同時手術)

奥側で耳鼻科が病巣を摘出している間に、手前側で形成外科が再建用の筋皮弁を採取しています。耳鼻咽喉科の中でもっともダイナミックな手術です。ここに魅了され、頭頸部外科医を志し入局する医局員も多数います。研修医の基本は鈎引きですが研修具合によっては執刀のチャンスもあります。腫瘍コースで経験する頸部郭清などの手術により頭頸部の解剖に精通してきますので、いざ救急外来で頸部切創、深頸部膿瘍などの症例がきた時に対応できる能力が自然と身についてきます。

腫瘍外来

頭頸部悪性腫瘍を診察する外来です。最新のNBIつきファイバースコープも導入されており、より早期の癌の発見も目指しています。

研修医は各外来毎に1~2名程度の腫瘍初診患者を診察します。腫瘍患者の治療には疾患の診断以外にも生活歴、家族背景などがきわめて重要となってきます。それ故問診には長い時間をかけます。問診の後、咽頭喉頭、頸部触診所見をとり、大ベンとともにファイバー所見をとり治療方針を決定してゆきます。

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外来終了後はカンファレンスを行い、全患者のレヴューを行います。初診患者に関しては画像などを提示しながら、治療方針などのDiscussionを行うことで研修医のSkill upを図ります。毎週木曜には、放射線科、口腔外科とともに頭頸部キャンサーボードを開催し、すべての新規患者さんの治療方針検討を行って、最適な治療を提示する体制を整えています。

 

各研修グループへのリンク

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