デジタル岡田ミュージアム計画を開始します。

東京大学耳鼻咽喉科学教室では、開講時から使われていた診療用器械、標本、書籍などが歴代教授によって引き継がれ現在まで保存されています。資料室の物品を全て撮影したものに東京大学医学部図書館蔵の貴重な資料を加え、当教室のHP上にデジタル博物館を構築するプロジェクトを開始します。

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担当/松本 有

 

伊藤有作製の「中耳癌」のムラージュです。箱に簡単な病歴が書いてあります。患者氏名は画像加工で伏せています、28歳男性。「入院病歴 自大正十三年、至同十五年、大正十二年夏発病、十三年三月耳茸手術、十三年四月二十五日根治手術、大正十四年十月十九日入院、十五年二月不治退院」となっています。癌が骨を破壊して皮膚まで浸潤しています。中耳癌は現在でも治療が難しいがんの一つです。当時はCTも電動ドリルも抗生物質も抗がん剤もないので、治療に苦労したことと思います。