太陽計算器社製 手回し式計算機

手動手回し式の計算機です。1923年(大正12年)関東大震災後の再建事業のために需要が拡大しました。日本計算器、太陽計算器、タイガー計算器などの会社が次々と設立されました。1937年(昭和12年)事務機械の輸入が禁止されたため国産計算機が急増しました。1945年(昭和20年)終戦後の復興にも機械式計算器は大活躍しました。1964年にトランジスタ式電卓、1966年にIC電卓、1969年LSI電卓が登場し、機械式計算機は使われなくなりました。

太陽計算器社製の手回し計算機。太陽計算器設立が1934年であること、またロゴが「太陽」であって、まだ「タイヨー」になていないことから、1940年頃と推定しました。