【後期研修Q&A】新人が語る耳鼻科愛

【後期研修Q&A】今回は「どうして耳鼻科を選んだか?」です。

新人医局員の先生方に、どうして耳鼻咽喉科を選んだのかその理由を熱く語っていただきました。何科と迷ったかも教えてもらいましたので、耳鼻科検討中の初期研修医の先生は参考にしてください。

‥入局後何年たっても、こういう記事は読むとリフレッシュされますね。新人の先生方も、研修にくじけそうになったらこのページに戻って初心を思い出してください。

(東大耳鼻科の専門研修プログラムに興味を持たれた方は、詳細についてこちらをご参照ください。病院見学・医局説明会のご案内はこちらです。)

耳鼻科に決めた理由は何ですか?

アンケート結果

photo by 栗山将一

  • 初期研修で耳鼻科をローテして、やりがいを感じたからです。総合診療科や腫瘍内科と迷っていました。(A)
  • 大学時代に鼓室形成術を見て面白そうと思ったことがきっかけです。また、音楽を聞いたり歌うことが好きなので、聴覚や音声などを含めた機能的分野に携われることも魅力に感じました。(K)
  • 私は、小さい頃に腹痛がよくあり、小児科に行くことが多くありました。幼いながら、その先生に憧れて小児科医を目指しておりました。ただ高校生時に、祖父が突発性難聴になってしまい、幸い大事には至りませんでしたが、そのことがきっかけとなり、耳鼻科の分野に興味を持ちました。さらに母校の研修先で耳鼻科を回らせていただくことで奥深さや面白さを感じため、耳鼻科に致しました。
    東大の病院見学の際には、前医局長の菊田先生にご案内していただきました。その際、自分は研修病院も自身の出身大学で、耳鼻科の入局先を非常に迷っていた自分に「一度外病院出てみても楽しいですよ。僕も普通に出ちゃいましたし。来てみればいかがですか?」と言っていただき、考えるようになりました。その後、大学時代に硬式テニス部であった私は、偶然にも他大学の同部活であった先輩の佐原先生にお会いし「硬式テニス部なんだよね? じゃあ、普通にうちに入るね、おめでとう。ありがとね。(その後握手していただきました)」とおっしゃっていただきました(笑)
    今では、諸先輩である先生方にそうおっしゃっていただき嬉しく思っております。今後とも宜しく御願い致します。(K)
  • 音楽鑑賞や食べたり飲んだりが好きなので、聴覚・嗅覚・味覚にかかわる領域にすすめば研究も楽しいと思ったので志望しました。迷った科は神経内科と精神科です。(Y)
  • 耳鼻科を志望したのは、感覚器の繊細な手術を行うだけでなく、頭頸部のダイナミックな手術を行うこともあるという幅の広さを魅力に感じたからです。加えて、外来から検査、治療、場合によっては手術までを一つの科で完結することができるのも魅力でした。救急・集中治療と迷いました。(K)
  • 耳・鼻・喉・腫瘍など分野が沢山あって、聴覚、嗅覚、味覚など様々な感覚器を扱える点に魅力を感じ、耳鼻咽喉科を選択しました。内科的、外科的に診療できる点も耳鼻科の良いところだと思います。再建に興味があったので、形成外科と迷いました。(O)
  • 私が耳鼻科を選んだのは、外科の中でも女医さんが多い印象だったのと、手術以外にも外来で携われる分野も幅広く、また患者さんのQOL向上に密接に関わることが多くやりがいがありそうだと感じたためです。法医学、呼吸器内科とも迷いましたが、手術がしたかったためこの道を選ばせていただきました。これを期に自分の鼻炎とも向き合っていきたいと思います。(S)
  • 学生実習のときに頭頸部癌の手術をみて、そのダイナミックさと繊細さの両面に惹かれました。初期研修中には循環器内科も面白く、迷いましたが、手技が幅広い点に魅力を感じたこと、やはり自分の手を使って手術をしたいと感じたことから耳鼻科に決めました。(K)
  • 大学入学当初、将来は小児、外科、救急と関わる仕事がいいなと漠然と考えていました。志望科を決めたきっかけは大学5年の病院実習です。耳鼻科での受け持ち患者が人工内耳の手術を受け、1年弱で自分以外の兄弟が習っていたピアノを音を理解して習い始めるという一連の経過を経験しました。これは私の医師を志した理由と合っていると思い、また、耳鼻科は特に気道で救急科と関わり、そして外科であり小児も診療しており、自分の希望する診療科だと気がつき志望科を耳鼻科に決めました。
    学生と初期研修ではそれぞれの診療科の見え方が異なったため、耳鼻科だけではなく、形成外科、産婦人科と迷いました。決め手は2、3月は○○科を回る予定でしたが、松本有先生に迷っていることを話すと、何事も勢いとタイミング!と、ローテーション変更届「○○→耳鼻科  変更理由:耳鼻科に入局を決めたため」を作成し、後押ししていただいたため耳鼻科に決めました。いまでも、数多く回る研修医の一人であった私を受け入れていただき、とてもありがたく思っております。(M)

 

注:日本耳鼻咽喉科学会のページには、どんな人が耳鼻科に向いているかについての公式見解も載っています。

 

投稿者/Webmaster

 

<見学者歓迎>当教室に関心をお持ちいただきありがとうございます。東大耳鼻科では毎年多くの見学者を受け入れており、5〜8月頃には数人同時に見学に来ることもあります。
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